小牧市こども未来館住民投票署名10000筆超!そしてもう一つの問題、予定価格情報漏えい・隠ぺい疑惑を12月議会で徹底究明して!2018年11月10日 20:15

 小牧市こども未来館の設計業務等で、小牧市の予定価格と(株)ア-ル・アイ・エーの見積額が1円まで同じということが4件もあることがわかっています。予定価格が漏れていた、もしくは談合があったのではないかという疑惑が広がっているわけです。

 もともと、自治体の入札にあたっては、一般競争入札が原則であり、随意契約は特例中の特例です。それでなくても競争入札がなく異常に高い契約額になるという問題がある上に、入札価格まで一致していたとなれば、事は重大です。

 宝くじじゃないんだから、確率0ではないと言われても、そんなの信じる方が普通ではないと思います。(株)アール・アイ・エーに予定価格の情報漏えいがなければ、入札価格が二度も三度も100%一致することなど普通はあり得ません。行政の最高責任者としての山下市長の責任は重大です。

 またそれと関わって、A氏の備忘録のコピーが市議会内外、マスコミにも出回っています。その文書によれば、市長は予定価格の情報漏えいについて、「しかし職員がしゃべっていない、業者が聞いていないと言えばそれまで。地公法の問題であり、警察が動くこともない。」と語ったとされています。それをそのまま正しいと受け止めれば、予定価格流出について、市長が意図的に隠ぺいを行ってきたということになります。言ったことがセリフまで再現されているものを、ただの怪文書で片づけられるのでしょうか?まるでミステリーの一場面じゃないでしょうか。

 市長はそれを否定しましたが、情報漏えいの事実について組織的に隠ぺいを行ってきたという疑惑は、それで晴れたわけではありません。それを含めて、真相を究明することが必要です。それが、民主主義の最低ラインです。

 そして10月1日、小牧市政をかえる会等の追及の前に、山下市長は「契約は適正に行われている」「100%一致もあり得ないことではないが外部の判断を仰ぐ」として、第三者調査を行うことを発表しました。

 しかし、市長お抱えの弁護士を担ぎ出して第三者調査と言われても、納得できるはずはありません。当然のことながらかえる会は、こども未来館等の契約疑惑事件、そして税金の無駄使い問題の徹底究明を求めています。そして、市議会議長あてに、こども未来館等設計契約疑惑究明のため、市議会に百条委員会を設置するように要請書を提出しました。

 百条委員会は出席を拒否できず、またウソを言えば罰せられるという強制力・権限のある調査ができます。国会における国政調査権のような強力な権限を持っているものです。行政の責任者である市長にも出席してもらい、疑惑を徹底的に調査究明してほしいものです。もちろん、市議会の責任としても、この疑惑の解明が必要です。

 この疑惑究明問題は、住民投票条例の採択と合わせて、12月議会の最重要課題とならなければなりません。