平成31年度小牧市当初予算と新図書館・こども未来館計画見直し請願について2019年03月08日 13:21

 2月14日、平成31年度小牧市当初予算が市議会に提出されました。またそれに合わせ翌日、小牧の図書館を考える会等から、「新図書館建設計画見直し請願」が、小牧市政をかえる会等から「こども未来館建設計画見直し請願」が、それぞれ市議会に提出されました。

 以下、「新図書館建設計画見直し請願」の内容に触れながら、予算案の問題点を明らかにしておきたいと思います。

 まず、「新図書館建設計画見直し請願」請願の請願内容は以下の3点です。

 1点目は、新図書館の設計において、市の予定価格と業者の落札価格が、ほぼ同一の99.99%であり、予定価格がもれていたのではないかという疑惑があるので、市議会として特別委員会等を設けるなりの方法をもって、調べてほしいという点です。

 2点目は、少なくともその疑惑が解明されるまで、建設はストップしてほしいという点です。これには、当然出されている建設予算も認めないでほしいということも含まれています。

 3点目は、新図書館建設審議会の答申にあった通り、しっかり市民の意見を聴いて新図書館建設を進めてほしいという点です。

以上3点です。

 各々について、少し詳しく書きたいと思います。 まず、「予定価格の漏えい疑惑の調査について」です。

  新図書館の建築設計では、㈱新居千秋都市建築設計が1億2千9百60万円で、特命随意契約受注をしています。税抜きで言うと、その契約は1億2千1万円の市の予定価格に対し、㈱新居千秋都市建築設計は1億2千万円の見積での契約です。小牧市の予定価格とピッタリ1万円違いであり、落札率99.99%の驚くべき契約になっています。

 市の予定価格と業者の落札価格が、宝くじ並みの確率で一致していると言えます。

 また、こども未来館・子育て支援センター建設設計関連において、株式会社IRAが、市の予定価格の100%で受注していた問題についても、現在第3者委員会で調査中であるわけですから、これとも全く無関係だと言えるはずはないと考えます。

 「小牧の図書館を考える会」としては、昨年の10月17日にも「こども未来館設計等委託に係る第三者調査に関する要望書」を提出し、その中で、新図書館についても、「新図書館設計委託業務についても調査すること」を要望していました。しかし残念なことに、新図書館建設設計についての第3者委員会調査は、対象からはずされたまま、新図書館建設が進められようとしています。新図書館についても予定価格の漏えい疑惑は深まるばかりだと言わなければなりません。

 この問題については、市議会としても特別委員会や百条委員会といった委員会を設置するなどして、議会の責任で調査をしていく必要があると考えます。早急の調査が必要です。

 次に「新図書館建設のストップ」に関わる問題です。

 新図書館についても予定価格の漏えい疑惑は深まるまま、今年度予算で初めて新図書館建設の予算が計上されています。「新図書館については、平成 32 年度末の開館に向け、建設工事や図書館システムの構築、拡大する図書館サービスの準備を行う」として、新図書館建設予算が1億3487万円(継続費[平成31・32年度]35億18万円)、新図書館開館準備予算が4220万円計上、となっています。

 またそれに関連して、「新図書館の建設にあわせ、地下に市営駐車場を建設する」として、3億6842万円 (継続費[平成31・32年度9億5082万円)の地下駐車場予算が計上されています。

 この地下駐車場予算自体、駐車場1台当たり1500万円というとんでもないものですが、その内容はさておいても、新図書館についても予定価格の漏えい疑惑は深まる中で、こうした新図書館建設強行は、許されるものではないと考えます。

 少なくとも疑惑が解明されるまでは、新図書館建設はストップし、建設予算もつけるべきではないと考えます。

 第3に。「市民の意見を聴くことについて」です。

 今までの建築設計の経緯を見ると、昨年2月の新図書館建設審議会の答申では、「事業の推進にあたっては、さらに広く市民の声を聴きながら進めていただくことを期待するものである。」とされていました。しかし、市民の意向を聴くためのアンケートなどは、現在まで実施されてきませんでした。

 新図書館審議会においては、新図書館の建設場所・運営の仕方等に関しては様々な意見があり、答申では多数意見とともに少数意見も両論併記されていました。

 また、審議会答申後に平和堂撤退が明確になるという、新図書館建設に関する重大な情勢の変化があったにもかかわらず、市民の意見は十分聴かれてきたとは言えません。また、市議会も建築情勢の変化に十分対応できていなかったと考えます。

 現在の時点で、''改めて市民の意見を聴きながら建設を進めていく必 要がある''と考えます。方法様々あります。市議会として考えるべきではないでしょうか?

 

 その他、小牧市当初予算に関わる大きな問題点を挙げてみたいと思います。

  (仮称)こども未来館建設費用については、予定価格情報の漏えい・隠ぺいに関する第3者委員会の答申が出ていないことも影響しているのか、予算計上はされませんでした

 これ自体は当然のことだと考えられますが、6月市議会あたりが一番の焦点になる可能性があるので、見守っていく必要があると思います。


 また、「インターチェンジの設置に向けた検討を進めるため、周 辺現況調査及び将来交通量推計業務を行」うとして、(仮称)小牧スマートIC整備事業に2000万円を計上しています。

 小牧ハイウェイオアシス計画については、

 ①スマートICができるなら尚更のこと周辺道路整備を行い、周辺道路の渋滞が起きないようにさせる

 ②また、駐車場はしっかり整備させ、「市民四季の森」利用者等に不便なことがないようにさせる。

 ③さらに、市コミュニティバスの路線延長・増発など必要な交通網整備を行うようにさせる。

 ④そして、あくまでも民間の計画である以上、必要以上に市が援助を行わないようにさせることが必要であると考えます。


 予算案には、「(仮称)小牧市農業公園の事業用地の地質を調査するとともに、基本計画・基本設計などを進め」るとして、(仮称)農業公園整備事業に3420万円を予算も計上されています。

 小牧市農業公園については、

 ①貸し菜園・農業体験などのニーズには応えつつ、必要以上には規模を広げさせない

 ②また維持管理に必要以上にお金をかけないようにさせる。

 という点が必要だと考えます。

 

 最後に、小牧市は今後の歳入減などにも鑑み、「多極ネットワーク型コンパクトシティ」を標榜しています。これは、一極集中をせず、コンパクトな都市づくりをしていこうという方針のはずです。

 児童館などの子育て支援施設も図書館の支所なども、各地域ごとに充実させていくのが、本来のあり方だと考えられます。また、「こども未来館」のような中央箱モノづくりの行政は、過去の遺物だという批判は免れません。

 将来を見据えた都市づくりをやっていかなければいけません。