こども未来館住民投票条例は、本会議で賛成少数で否決!2018年12月21日 15:50

 小牧市こども未来館住民投票条例は、21日市議会本会議で賛成少数で否決されました。

 まず、住民投票条例の請求代表者の一人として、こども未来館住民投票の直接請求運動に賛成し、署名をしていただいた、多くの市民の皆さんに、感謝します。

 しかし、少数否決という結果になり、およそ10000人という非常に多くの市民の意思、民意をくみ取ってもらえず、非常に残念であり悲しい思いです。

 市議会で賛成してくれたのは、共産党の安江・佐藤大・稲垣美の3議員と、無所属の西尾・船引・小川・小澤4議員、そして、政道クラブの野々川・谷田貝両議員でした。

 それ以外の、牧政会(自民党の一部)の10名(議長を除く)と公明党の3名、及び政道クラブの熊澤議員は反対に回るという結果でした。議長の玉井議員を除いて、賛成9反対14、これが、小牧市議会における民主主義の成熟度です。

 地方自治法、小牧市自治基本条例に基づく、直接請求権の行使であるこの住民投票条例制定請求は、議会制民主主義を補完する直接民主制の具体化であり、市民参加の具体化でもありました。そういう意味で問われていたのは民主主義でありましたが、残念ながら、小牧市議会における民主主義の成熟度はこの程度しかないのかという悲しい思いにさせるものでした。

 しかしはっきりさせておかなければいけない点は、市議会の採決で決まったことは、「こども未来館が是か非かという住民投票はやらない。」ということだけです。別に「市民がこども未来館の建設にオッケーを出した」などという類のものではありません。そういう意味で、ラピオへのこども未来館建設はいいのか悪いのか、こども未来館の中身を問うことは、まだこれから続いていくものです。当然市民は、今後のこども未来館建設の動向、市長と市議会の動向にも注意を払っていくことになると思います。

 また、住民投票とは別件ではありますが、「こども未来館建設に関わる」談合・情報漏えい、情報の隠ぺい・改ざん疑惑についても、まだ事実・実態が明らかにされていません。

 ですから、少なくとも、第3者委員会による調査結果・結論が出るまでは、こども未来館の建設計画を先に進めるべきではないと考えます。そうでなければ、市民は納得できるとは思えません。

 これらのことも含め、今後も市民は、市長と市議会の動向に注目し、見守り続けていくと思います。

 そして、その思いは、市長と市議会の刷新にも向けられることにもなるのではないかと感じています。

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