小牧市こども未来館 住民投票署名10005筆提出! 民意を聴いてほしいという怒りの声が爆発 !?2018年11月08日 21:31

 小牧市こども未来館の是非を決める住民投票署名が、ついに10005筆、選管に提出されました。これは、成立の最低数=有権者数の50分の1、2411名の4倍を超える画期的な数です。''

 

 以前問われた小牧市図書館建設の住民投票署名と比較しても、その1.5倍以上という、非常に多くの数が集まっています。小牧市の直接民主主義も捨てたものではありません。10005筆、この意味は何か?それは、市民の声を聴いてこなかった山下市政への怒りの声ではないか?と思います。市民は、民意を聴かない山下市長の暴走はいけないと感じているのではないでしょうか?

 ところで、民意を聴くということに関しては、5日の記事に、「こども未来館に関するパブリックコメントは69件出されましたが、その全てが否定的意見でした。賛成意見は1件もなかった・・・」「なのに山下市長は、そういう声を無視して建設を強行しようとしています。」「市民の意見を聞くということなら、まずパブリックコメントの内容がどのように施策に生かされたのか、それを説明する必要があると考えます。」と書きました。

 民意を聴くという点に関しては、それに加えて、蛇足になるかもしれませんが、市の広報などで「ワークショップを通して意見を聞いている」という宣伝があることに一言触れておきたいと思います。

 ワークショップというのはそもそも一般的には「体験型講座」を指しています。遊びのような活動を行ったり、制作や表現活動をしてそれを披露したり、ディスカッションをしながら思考力・表現力などのスキルを伸ばす場所という意味です。双方向のやりとりはあるにしろ、パブリックコメントのように市が公的に市民の意見を聞くものとは性格が違うもののはずです。

 実際、図書館問題のワークショップに参加した人からは、「設計図段階なのに建築見本を見せて、意見をきくというより建築見本のおひろめの要素が強いと感じた。」という感想もありました。それから今回多かった、特に中高生を対象としたワークショップというものは、体験しながら学習する・勉強するという要素が強いものです。

 ですから一般的に、ワークショップを開くことが市民の意見を聞くことにはなるわけではないと思います。ましてや、パブリックコメントと同列におくのは、どうやっても無理があります。そして今回、その設計段階ワークショップですら、中学生を中心に各回平均15名程度が参加したものにとどまっています。有識者と言われている人のワークショップは各回8名程度の参加です。これで市民の声を聴いているというのは、どう考えても無理です。

 

 要するにいままでの過程を見てみると、どう考えても山下市長は民意を無視してきたとしか考えられないのです。ですから、今回の署名にも、それに対する市民の怒りが現れたのだと思います。

 

 とにかくこれからは、もちろん12月市議会ではちゃんと民意を聴いて、こども未来館是か非かの住民投票条例を必ず制定してほしいと思います。市議会議員の皆さん、本当に頼みますよ、小牧市の民主主義が問われているんですから・・・。''

小牧市こども未来館って、児童センターの立て直しなんだよね?2018年11月06日 05:20

 「小牧市こども未来館って、児童センターの立て直しなんだよね?」「それにしちゃ児童センターが20個も入る巨大施設じゃん。いったい何なのよ、こども未来館!」

 

 というわけで、今回は、こども向けの施設、児童福祉施設はどうあるべきなのかという点で、こども未来館構想について考えたいと思います。

 まず大事なのは、小牧市は、「今回のこども未来館は、児童センターの立て直しだ。」と言っているという点です。大型児童館ではなくて、児童センターの立て直しだということです。大型児童館ではないということは、つまり、この建物には、各地域の小型児童館を指導したり連絡調整したりまとめたりする機能はないということです。それは、大型児童館がすることです。

 また、中央児童館という言い方も正確ではないと思います。小型児童館を指導したり連絡調整したりまとめたりする機能があるかのように勘違いされるからです。小牧市の中央にある児童館・児童センターでしかないということです。

 では、そもそも児童センターとは何なのでしょうか?まず言っておかなければいけないのは、児童センターは、本来、地域の小型児童館と根本的な違いはないということです。あえて簡単に言うと、小型児童館より少し広くて、体力増強なども考え、中高生の利用も考慮したような児童館だということだけです。

 そして、児童館・児童センターには、こういうものにしなさいというガイドラインがあります。それを見ると、全ては書けませんが、「長期的・継続的に日常生活を支援する」とか「日常的に子どもの居場所となり、地域の拠点となる。」ということが繰り返し書かれています。

 これは、私流に言い直すと、「児童館や児童センターは、地域にあって、毎日使えるところになければいけない。」「週末お出かけスポットにしてはいけない。」「アトラクションのあるようなアミューズメント的施設ではない。」という戒めが書いてあるのだと思います。決して巨大遊具を入れろなどとはどこにも書いてありません。

 地域の拠点・子どもの居場所になり、その中で日常的にこどもが成長するところに、児童館・児童センターの意味があるということです。また、家に帰れない、家に帰っても居場所のない子どもたちの生活を支援する機能も必要だということです。住んでいる地域からはなれた施設に、休日などにわざわざ出かけ、たまに巨大遊具を利用するというのでは、本来の児童センターの趣旨から外れたものになってしまうということです。

 「日常的に子どもの居場所となり、地域の拠点となる。」ということですから、児童館等の児童福祉施設や子育て支援施設も図書館支所なども各地域ごとに充実させていくのが、本来のあり方ということです。ところが小牧市には、岩崎中学校区、桃陵中学校区には児童館がありません。地域の小型児童館ですら各中学校区にないのに、なぜ中央に巨大遊具の箱モノを作る計画なのでしょうか?優先順位を間違い、本末転倒していると思います。

 では、なぜこんな巨大遊具施設・アミューズメント的施設づくりの方向に進んできてしまっているのでしょうか?考えられることは、「設置基準から言うと、ラピオという建物は、児童センターが一つや二つではなく、約20個分も入る広さがある」ということにも原因があると思います。児童センターが20個も入る、もともと無理のある広さなのです。そこにたった一つの児童センターを入れようとしているから、広すぎて床が余り過ぎ、無理に無理を重ねているから、床や天井を打ち抜いたり、巨大遊具をいれたりというアミューズメント的施設になってしまっているのが現状ではないでしょうか?そして、本来の児童館・児童センターの理念ともかけ離れてきているのだと思います.。

 なぜそんな、初めから無理のあるような計画が出てきたのでしょうか?もともとの当初予算にも、第6次小牧市総合計画にもなかったのですから、そんな無茶なことを言い出したのは、もちろん山下市長さんだと思います。なぜ市長さんがそんなことを言い出したのか?それは、本人でないとわかりません。ただ、「図書館をラピオに入れさせないための市長の思いつきだ」と批判されても仕方のないことだと思います。市長さん主導で、「初めに入れる器ありき」で始まった計画だからこそ、無理に無理を重ねることになっているのでしょう。

 では、これからどうしていけばいいのでしょうか?まず、児童センターは中部公民館のままにして、ラピオに移転するのは、中央子育て支援センターと図書館にしぼればいいと思います。絵本図書館・こども広場は、現在のままラピオに置けるはずです。ラピオにはそれだけの広さがあります。

 そして、こども未来館計画はきっぱり中止し、地域小型児童館建設を優先すべきだということです。また、小規模作業所の場所を考え、児童センターを中部公民館内に拡張することも併せて考えればよいと思います。このあたりは、どういうことがベストのか、皆さんで細部をつめていけばよいのではないでしょうか。以上のことは、今後進んでいくべき一つの例にすぎません。そういう考え方も道も残されているだろうということです。

 とにかく理念のないこども未来館計画はすぐに中止してほしいと思います。そして、現在はまだ設計の段階ですから、「こども未来館建設計画を止めるのは、まだ遅くはない」「いろいろな道は残されている」とだけ、言っておきたいと思います。

小牧市こども未来館、何が問題なのよ!2018年11月05日 21:57

小牧市こども未来館、何が問題なのか、とりあえず思いつくことを列挙してみました。


1 未来館構想の概要

 ・小牧駅前のラピオビルの中に作るという巨大遊具が使えるアミューズメント的施設であり、中に入る予定なのは、アスレチック・ボルダリング・ネット遊具等の巨大遊具。2・3階の床と天井を打ち抜いてシンボルツリーも作られる予定であり、改築費だけで何と22億円という代物。

2 特命随意契約問題と予定価格漏れ談合の疑い

 ・こども未来館の設計の業者選定にあたって、競争入札が行われず、 市の予定価格の100%で、特命随意契約が行われたことが判明。

 要するに予定価格が漏れていたっていうことじゃないの?これ!

3 区分所有法違反住民監査請求問題

 ・地権者全員の同意がなく設計等が進められているのは問題だという 住民監査請求がおきている。

4 財政上の問題

 ・ラピオに、こども未来館でなく図書館を入れれば、国からの補助金を考慮して少なく見積もっても、A街区図書館建設費約40億円、維持費年間約4億円は不要になる。

 ・高齢化・人口減・歳入減の中、必要なことを考えるべきである。財政のつけをこどもにまわしてはいけない。

5 利用上の問題

 ・平日の昼間は、こどももいない。ほんとうに利用者がいるのか?無駄な箱モノにさせないようにしなければいけない。

 ・一度床や天井を打ち抜いてしまったら、他のことに転用することもできなくなる。

6 建設の理念・児童館のあるべき姿

 ・何のための未来館かー大型遊具でいいのか?子どもの未来に必要なことが問われていない。

 ・児童館・児童センターのあるべき姿とは何か?児童センターの立て直しでは、広すぎる。子育て支援センター機能でよい。

 ・地域小型児童館ですら各中学校区にないのに、なんで中央に箱モノ作りなのか?

 

 なるべく字数減らそうと思って、羅列しても、こんだけ問題があるじゃん。

 で、一番の問題と言えば、この「こども未来館」設計等に当たって、市民の意向・民意をちゃんと聞かずにことを進めようとしていることです。

 こども未来館に関するパブリックコメントは69件出されましたが、その全てが否定的意見でした。賛成意見は1件もなかったわけ。その中には、「巨大遊具はいらない。」「アミューズメント施設はやめてほしい。」「A街区の新図書館建設も中止して、ラピオなどを活用してほしい。」という声も当然多くありました。というか、それがほとんどでした。

 なのに山下市長は、そういう声を無視して建設を強行しようとしています。はっきり言って、これでは何のためのパブリックコメントであったのかわかりません。民主主義をこわしてしまうことになると思います。市民の意見を聞くということなら、まずパブリックコメントの内容がどのように施策に生かされたのか、それを説明する必要があると考えます。そこから始まるのではないでしょうか?

 

 という怒りが積み重なって、ついに住民投票署名となったんですけど、とにかく9日に署名提出と記者会見も開かれるみたいだから、注目してみましょう!

小牧市のこども未来館住民投票署名って知ってる?2018年11月05日 21:40

 初めまして、Peachhill_Futureです。11月4日に小牧市でこども未来館住民投票署名(直接請求署名)が締め切られたんです。そして、9日には集計されて市に提出されることになっています。私、個人的にこの署名に取り組んできたんですけど、あまりのことの重大さに、このブログを立ち上げざるを得なくなったという次第です。

 まさか私が教科書で習ったあの条例制定の直接請求^^;(教科書には、イニシアチブって書いてあったと思うよ)に関わることになるなんて、夢にも思っていなかったけど、これが成り行きっていうやつなのねえ。

 とにかくこの署名、最低ラインの有権者の50分の1は軽く突破して、その4倍以上、有権者の1割弱、10000筆弱程度は行けそうな気配なのねん。小牧の直接民主主義も捨てたものではないのだ。  それだけ市民にも、山下小牧市長独走ストップの気持ちがあるんじゃないかな。山下小牧市長は、とにかく全然市民の声を聴かないで、やりたい放題じゃあかんよ。

 どんな、問題があるのかって?それは、次に続く・・・。お楽しみってことで^^;